女性である認識
女性である、というだけで
求められる役割があると実感したのは22歳。
服装、立ち振舞い…
私が変化せざるを得なかった時間がありました。
白のブラウスにタイトスカート、
ストッキングとパンプスを履いてのお茶汲み。
毎週月曜には玄関と社長室に花を活け、
定時を過ぎれば、先輩方とゴルフスクールへ。
絵に描いたような女子社員時代でした。
学生時代は、短髪でボーイッシュ。
ひと昔前の日本男児のように「お茶」「電話」と言葉を発し、
彼女がハイハイ、と答えるような同棲生活。
(今やれば、間違いなく離縁されるわ~笑)
高校卒業以来、苦痛極まりないスカートなど
穿く筈もなかった私でしたが
給与の為と割り切り、何とか馴染んでいきました。
だけど、周囲に馴染めば馴染むほど、
自分が何者なのか分からなくなったのです。
そして、ぶち当たった大きな壁は
『彼女が私を好きな理由』
もっと分かりやすく言えば、
彼女は女である私を好きなのか?
ちゃんと女だと分かっているのか?
帰宅して、思い切って私は彼女に尋ねると
「k(私)だから好き。」との返事。
当時の私は悲しくなり、家を飛び出しました。
女という私の性別を無視している答えだと感じたのです。
女だから好き、なんて言わなくてもいい、
私が女である部分をしっかりと見て欲しいと思いました。
性別なんて関係ない、といくら彼女に言われても
社会の求めに添って大きく変化してきた私には
どうにも納得できない返事だったのです。
このことがきっかけで、当時の恋は終わりました。
「性別なんて関係ない、あなただから好き」よりも
「女性のあなたが好き」と言われたい(果てしない妄想)
改めて言いますが
私は女であり、大の女好き。
日本男児のような振る舞いは、もう二度とできません(笑
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