■■ kokoroのままに■■

40代の何気ない日常。

唯一の人

現在のパートナーは、私の過去と弱さを知り、

『別に、看護師にこだわらなくてもいいんじゃない?

kokoroのやりたいことをやればいいんじゃないかな。』

と言ってくれた唯一の人。この一言で私は自由になった。

家族を含めた誰もが ”せっかく資格があるんだから病院に就職を・・・” と話す中、唯一それを言わない人が彼女だった。

誰の為でもなく、自分の好きなことをやろう…、と私は思った。

 

彼女は幼いころから憧れていた職種に就いたものの、希望の部門にすぐには配属されない経験を持っていた。それまでの努力は何だったのかーと思った時に、彼女の父が同じことを言ったらしい。

こだわることで前に進めないことがある。流れの中で必死にやっている内に、新たなものに気付いたり、元々の目的に近づくこともあるー彼女のお父さんは、それを伝えたかったのだろう。

 

決して華やかとはいえない私の業種。

始めた当初は、季節を感じながら地に足をつけ踏ん張った。陽射しを受けながらの現場は厳しく、今日こそ倒れるんじゃないかと思った時もあった。

一歩ずつ着実に歩みを続け、幸運にも様々な経験を活かせる環境に身を置くこととなり、労働者の健康状態に目を留める業務にも携わることになった。

私の傍には、いつも彼女がいた。

 

仕事が落ち着いたら、二人でくつろぐ時間を作りたい。